腐色の瞳   【背景】  【解説】  【前頁へ戻る】

いつからだろう。僕の日常から「色彩」が消えたのは……
腐色の瞳 Colorless-Eyes
能力値
【体力】 活力 10 失恋ポイント 84/108
【敏捷】 霊力 20 設定リミット 35/50
【知覚】
負傷
ゲージ
軽傷 重傷 致命 死亡
【知力】
【心力】
【共感】
◆技能
 <勉強> 中級
 <芸術> 中級
 <運動> 中級
 <観察> 中級
 <情報通> 初級
 <雑学> 初級
選択技能
<中級技能3つ>(汎用・専門、問わず)
<初級技能3つ>(汎用・専門、問わず)
◆設定
 感情:「日常」に対する虚無感(上級)
◆所持品
 高校生らしいもの
◆武装
 特に無し
【背景】

 何でもそつなくこなしてきた。
 それなりの成績。それなりの出来。

そう、それなり。

 それなりに、人並みの人生が送れる。
 そう思った。

……ツマラナイ……

そして、僕の目に映る日常は色彩を失った。


【解説】

 大きな挫折も大きな失敗もなくただ淡々と人生を歩んできたため、日常に失望してしまった人間です。

 彼は日常に魅力を感じていません。
 常に感じる虚無感とともに日常をただ淡々とこなしています。

 彼の目に映る日常に色彩をもたらすのは簡単なことです。
 彼が何らかのアクシデントに巻き込まれ、そして誰かとともにそのアクシデントに対処することで「充実感」を得られればよいのです。

 〈感情:「日常」に対する虚無感(上級)〉は今まで歩んできた日常に対するものでしかありません。
 ですから、アクシデントに巻き込まれていく中でどんどんと消していってもらってかまわない(消すべき)設定です。
 かわりに取るべき設定は同じアクシデントに巻き込まれた〈誰かに対する興味(もしくは信頼)〉でしょう。

 プラスもなければマイナスもない、言わば「ZERO」からの成長がこのアーキのテーマです。


 ここまで少し硬く話をしてきましたが、意外なことにこのアーキタイプはトラブルメーカー系のアーキタイプと相性がいいです。
 トラブルメーカーが引き起こす出来事に泡を食いながらも対処していき、いつしかそれを楽しむようになればしめたもの。後は墓穴一直線です(笑)
 どたばたコメディーの「ちょっとやる気なさそうな主人公」をイメージしてもらうとわかりやすいかも。

 最後に。
 このアーキタイプは「一般生徒」と能力(出来ること)が非常に似通っています。
 見せ場のかぶりを避けるために、併用はしないほうがいいでしょう。


【推奨イメージ】
  • 生気の感じられない目。
  • 没個性な外見。やもすればモブの中に埋もれてしまう。
  • 実際の能力よりも頼りなげ。
    【推奨選択技能】
     「没個性」なので目立てない技能がベストです。
     中級ならば〈生徒会〉〈コンピュータ〉とか、初級ならば〈理系〉〈文系〉とか所属している部活系の技能とか。
     密かに〈ときめき〉なんて取ってても面白いかも。

    【他のアーキタイプとの関わり】
    to『すべての生徒』→……興味ない

    from『ほとんど全ての生徒』→そんな奴、いたっけ?
    from「やる気無しのおせっかい」「残酷な天使」「慈愛の天使」→気にかかる存在

     先も書きましたが、「非日常的なことを起こす」トラブルメーカー系のアーキタイプとは相性がいいです。
    【参考】
     長瀬祐介(『雫』)

    【管理者からのコメント】

     まいど。ネットに復帰したばかりのRWAKさんからの投稿です。

     スマートにダメダメ系ですね。反面、フツーのシナリオだとやばそうですが(笑)
     とはいえ、それもPLの腕しだいなところがありますね。
     「シナリオに関わりに行く」という姿勢をPLが忘れなければ(比較的)やりやすいアーキに分類できるかな?

     「一般生徒」の原案とかなり似てますね。ヘヴィーさはこっちがダンチですが(笑)


    前の“生徒”
    を見る
    “お品書き”
    に戻る
    “生徒名簿”
    に戻る
    次の“生徒”
    を見る