いいかい? オレたちの世界にだってルールはある。どんなしっちゃかめっちゃかに見えていたとしても、だ。
そのルールを守りたく無ければ、力が必要だ。どんな種類の力であろうと、な。
『天羅万象』と『TGA』の大きな違い。それは“突き返し”のルールです。
『天羅万象』ではチャンバラの世界ゆえ、手に持ったキレモノが力を発揮しています。
逆に『TGA』では香港ノワールちっくなガンアクションをこのルールで再現するため、飛び道具の方にアドバンテージがあります。
名称を“撃ち返し”とか“反応射撃”としたほうがよいかもしれませんが、混乱するので“突き返し”のままにしておきましょうか(^^;
防\攻 | 〈BARE〉 | 〈EDGE〉 | 《GUNZ》 | 〈BOMB〉 |
---|---|---|---|---|
〈BARE〉 | ○ | ○ | × | × |
〈EDGE〉 | ○ | ○ | × | × |
《GUNZ》 | ○ | ○ | ○ | × |
〈AVOID〉 | △ | △ | △ | △ |
〈BOMB〉 | × | × | × | △ |
○……“突き返し”可能。成功数が上回ればダメージを与える。
△……ダメージ軽減。自分の成功数を相手の判定に対する難易度として扱う。
×……判定不可。成功数は0として処理する。
香港ノワールで『ジーザス』っぽくやって欲しいため、よくあるRPGのような強さはありません。
PC同士はやはりハンドガン(二丁撃ちならなお好し)で行ってもらいたいモノです。
“フルオート射撃”は、フルオート射撃可能な銃器でしか行えません。[装填数]に(A)とあるものだけです。
また、これは攻撃時のみ使用可能な戦闘オプションです。
《GUNZ》系の技能の初級以上が必要ですが、命中判定は必要ありません。
前方90度【知覚】mの範囲内に対して、[武器修正]+[追加した射率]の“爆発物”として判定する。ただし、射率1あたり10点の[装填数]を消費すること。
《GUNZ》での“突き返し”が可能。
〈AVOID〉を使用し、『物陰に隠れる』という宣言をすればダメージを受けない。ただし、2m以内に身体が隠れるだけの遮蔽物がある場合に限る。
ザコ相手にしか意味のない攻撃。
トーシロや、『IN LAW』が使うには便利ではある。判定いらないし。
逆にプロ系キャラが多用する場合には思いっきり馬鹿にしてあげましょう(笑)
Assoult-Rifle(+3 *3 100m 30(A))を使用した“フルオート”の場合、
●射率3で“フルオート”したときは、5点の“爆発物”として扱い、残弾数は0になります。
●射率1での“フルオート”は、3点の“爆発物”ということになり、残弾数は20です。
どーしよーか考え中。
捨て身の一撃を撃ちたい気もするし、でも【体力】で判定するのもナンですし。
近接武器ならなんら問題なく使用できますけどね。
爆弾の作成、設置、等々は〈BOMB〉で判定します。
戦闘中での〈BOMB〉の扱いは、とくにありません。“爆発物”ダメージがきたときに〈AVOID〉の代わりに使用できるくらいです。
手榴弾を投げるのは《GUNZ》でもできますし。
効果は、直径[武器修正]mの円内に[武器修正]点のダメージを与えます。
“散弾”が使用できるのはショットガン(散弾銃とも呼称)のみとする。
装填数の場所に(S)と入っている。
攻撃時にしか使用できない。
理由は、“イロイロと面倒だから”。
“フルオート射撃”と同じく、[武器修正]+[追加した射率]がそのまま“爆発物”ダメージとして扱う。効果範囲は前方90度、【知覚】m内。
[装填数]の消費は1ずつでよい。
判定の必要はなし。技能は〈ARMS〉が主。〈SG〉の技能を持ってもよいが、役に立たないコトに注意。
“散弾”を防御する場合も、“フルオート射撃”に準じる。〈AVOID〉を使用し、2m以内にある遮蔽物に飛び込めば、ダメージは無効となる。
《GUNZ》での“突き返し”も可能。
やはりザコ以外には効果のない攻撃である。
映画などでもほとんど登場しない。登場しても外れるシーンであったりする。
おそらく、弾着のエフェクトが面倒な上、残酷シーンなカンジだからだと思われる。
そういえば、『リーサルウエポン1』の最初の方、モブな悪役が撃たれていたなぁ。
『天羅万象』では射撃武器での“多刀流”はできませんでした。
が。『TGA』は飛び道具の物語ゆえ、バリッと設定。
実は以下のルール、バランス悪い上に使えないかもかも(笑)
〈知名度〉の等級が自分より低い者を【心力】〈知名度〉の成功数に対応した人数、ビビらせることができます。
ビビるのは一番近い、ビビっていないヤツです。
1段下のNPC……成功数×1人
2段下のNPC……成功数×2人
3段下のNPC……成功数×3人
4段下のNPC……成功数×4人
ビビる人数は等級ごとに計算します。
なお、ビビッた者は以下のような行動をとります。
〈知名度(中級)〉の者が、威圧判定で4の成功数を出したとき、
●〈知名度(初)〉のNPCを4人。
●〈知名度(無)〉のNPCを8人。
ビビらせることができます。